「ゾルタン☆星人」

ゾルタン☆星人」 バカ、お好きですか?ビバ・アホアホ!!

2000年のアメリカ映画、原題「Dude, Where's My Car?」

  突然だが、私はここで白状したい。
実は、私はジムキャリーが不得意だ。
演技はうまいし、ハンサムだし、おもしろいし、言うこと無い。
でも、なんか嫌いなのだ。もしかしたらあの、白すぎた歯が嫌いなのかもしれない。いや、整った顔でかます、激しいジェスチャーがダメなのかも。

 それともうひとつ、この場を借りて白状したい。
オースティンパワーズやウェインズワールドのマイクマイヤーズ。
実は、彼もまた不得意なのだ。オースティンパワーズは面白いし、ウェインズワールドだって、面白いと思う。でも、なんか、気持ち悪いの。どーしても気持ち悪いの。

 人はこういうかもしれない、「お下品ギャグが嫌いなんだろ、かまととぶりやがって。」
いや、そうではないのです。私はモンティパイソンファン。お下劣だろうがぐろかろうが大げさだろうが(silly walk大好き!)、よほどの生理的嫌悪感をもよおわさなければ、好きは好きなの。

でも、ジムキャリーとマイクマイヤーズはダメ。やってる内容はよくても、姿がダメ、話し方がいや、動きが嫌い・・。

なら、いったいどんなアホなら大丈夫なのか?そう聞きたくなることでしょう。

 そんな私が自信を持ってお勧めするアホアホなオバカ二人組みをご紹介しましょう。「ゾルタン☆星人」のアシュトン・カッチャー/ショーン・ウィリアム・スコットのコンビ。お馬鹿でアホでHなことばっかり考えてるけど、気持ち悪くない!大げさすぎない!濃すぎない!とにかくアホアホなのに、なぜか母性本能をくすぐるぅぅぅ!!!!

ストーリーは・・
おバカコンビのジェシーとチェスターは、目が覚めるとジェシーの愛車と前夜の記憶を失くしていた。2人は車と記憶を探すが、どうやら昨晩は大パーティーにストリップ小屋と羽目をはずしまくり、おまけにどうやら、宇宙の平和に一役買っていたようなのだ・・・・

ストーリーもある意味むちゃくちゃだし、宇宙人のコスチュームももちろんちゃちい。ラストもちゃちちゃち。でも、みるべきは主人公二人のアホアホぶり!ビバ・アホ!ブラボー・オバカ!と叫びたくなるぐらいのおそぉい脳みその回転ぶりと、溶けきったアイスのような二人のやり取り。とにかく、アホい!そして、笑えるっ!!

バカっぽい薄ら笑いがとにかく決まる二人組!!意味の無いあほな笑いをしたい人、必見の一本です。ビデオの表紙がさもHそうですが、変なシーンは一切ありませんので、女性の方も安心してご覧くださいね、とにかくかわいいアホ君たちです!!

350円の価値はあるっ!!!

ただし、「意味のある笑い」をしたい方には、おすすめできませんので、あしからず。